プロジェクトの趣旨
1.地図は何のためにあるか?
(a) 地形・土地の形・面積の正確な表示
大和国京北班田図(奈良時代(中世の写本))
下総国絵図(元禄年間)
カッシーニ親子によるフランス全土の地図(1747)
伊能図(寛政12(1800)〜文化13(1816)測量、文政4(1821)完成)
(b) ナビゲーション(航路案内)
14〜17世紀の船乗りが使った地図(ポルトラノ海図)例1, 例2(アジア航海図)
航空図の例
Google Mapを用いて可能な経路を計算・表示する(下の例8)
現在地取得にはGoogle Location Serviceや端末のGPS機能が用いられている。
(c) データの可視化(thematic map, 主題図)
例:1854年のロンドンのコレラ流行時、死亡者の住所と井戸との関係(John Snowによる)
例:Google Maps APIを使って、都道府県別、リンゴの出荷量(トン)を描いてみた。
2.Javascriptのプログラムの中でGoogle Maps API version 3を使う
(a) ライブラリの使い方。
(b) <body>要素のどの<div>要素に表示するのか?また、<div>要素の大きさぐらいはCSSで決めておく。
(c) 地図の表示、マーカーの表示、吹き出し(InfoWindow)の表示など、基本的操作を覚える。
(d) Google Developersを精読する。
3.データとプログラムを分離するよう心掛ける
(a) JavaScript Object Notation (JSON)でデータを記述する。
上のリンゴ出荷量の地図で用いたJSONファイル (右クリックしてダウンロードし、UTF-8形式で開く)。
(b) jQuery(とくにAjax)を利用してJSON形式のデータを直接オブジェクトとして読み込む。
4.チームワークを発揮し、遊んでいる人がいないようにする−コードを書かない人は汗をかく。手で稼げないなら足で稼ぐ。
5.模倣は美徳である。発表はよく聴いて、よその班のやりかたで感心したところはどんどん取り入れる。
6.他にない一次情報を見つけるよう心がける。