第7回 ペントースリン酸経路・その他の糖の代謝

テーマ 第7回 ペントースリン酸経路・その他の糖の代謝

主題 NADPHをたくさん必要とする組織(赤血球もそのひとつ)ではペントースリン酸系路がさかんにはたらく

主題細目 @NADPHの用途 Aペントースリン酸系路 Bペントースリン酸経路のその他の産物 Cグルコース以外の単糖の代謝

概要

@NADPHは脂肪酸やステロイドの合成、過酸化物の無害化(還元)、P450酵素による解毒(水和)、殺菌(過酸化水素の生成)などに用いられる。従って、肝臓、赤血球、脂肪組織、副腎皮質、白血球などでとくにさかんに作られる。NADPHは酸化された解毒物質を再び還元して再利用するために用いられる。

Aペントースリン酸系路は解糖系の中間産物であるグルコース6-リン酸から発し、フルクトース6-リン酸に帰ってくる。

Bペントースリン酸経路では核酸を構成するリボースという糖も作られる。

Cグルコース以外の単糖の代謝について説明する。